エコバスリフォームとは何？費用やメリット・デメリットについて解説

浴室のリフォームを検討する上で、ネックになるポイントはやはり費用の問題でしょう。
そんな、「リフォームはしたいけれど、お金をあまりかけられない」という方には、「エコバスリフォーム」がおすすめです。
ここでは、エコバスリフォームとは何かについて説明し、メリット・デメリットを解説します。

エコバスリフォームって何？

ここではまず、「エコバスリフォームとは何か」についてと、かかる費用を紹介します。

エコバスリフォームとは

エコバスリフォームとは、「Economy（経済的）」と「Ecology（環境に優しい）」という2つの意味を持ったリフォーム方法です。
傷んだ浴室を完全な新品に変えるのではなく、塗装やパネル、シートを活用して新品同様にリフォームします。
そのため、エコバスリフォームでは工事に時間がかからず、費用を抑えてリフォームすることができるのです。

エコバスリフォームにかかる費用

エコバスリフォームにかかる費用は、おおむね以下の通りです。

上記の通り、エコバスリフォームでは浴室全体はもちろん、部分的なリフォームも可能です。
通常のリフォームでは浴室全体で50万円～100万円以上かかることが珍しくないので、エコバスリフォームがいかに経済的か分かることでしょう。
ただし、上記はあくまでも目安であり、場合によってはもう少し費用がかかることもあると理解しておく必要があります。

浴室リフォームは、その方法や浴室の種類によってかかる費用に違いがあります。
そのため、リフォームを検討する際には、そのリフォームにはどれくらいお金がかかるかを事前に把握しておくことが重要です。

下記記事に浴室リフォームの費用に関する内容をまとめていますので、興味のある方は参考になさって下さい。

「浴室リフォームの費用相場は？工事の内容別にくわしく紹介」

エコバスリフォームのメリットとデメリット

ここからは、エコバスリフォームのメリットとデメリットについて解説します。

エコバスリフォームのメリット

エコバスリフォームのメリットには、以下のような点が挙げられます。

・工期がかからない
・費用が安く抑えられる
・部分的なリフォームができる
・壁紙が二重になるため保温性が高まる
・浴室のサイズにかかわらず柔軟な工事ができる

「エコ」の名前が付けられている通り、費用を安く抑えられる点が、エコバスリフォームの大きなメリットです。
工期もかからず、柔軟なリフォームができるため利便性が高いと言えるでしょう。

エコバスリフォームのデメリット

エコバスリフォームのデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

・まだ取り扱っている業者が少ない
・取扱業者が少ないため、技術にも差がある
・既存部品の上から加工をするため、新品に変わる訳ではない
・古い物件など、浴室の状態が悪い場合には適さない

エコバスリフォームとは既にある部品の上から加工するリフォーム方法であり、下地の状態が悪い場合にはあまりおすすめできません。
また、まだ取り扱っている業者が少ないため、業者によって仕上がりに差が出てしまう可能性もあるでしょう。
信頼できる技術を持った業者に依頼することが大切です。

エコバスリフォームをお勧めするケース

エコバスリフォームがいいのか、通常のリフォームがいいのかはケースによって異なります。ここでは、エコバスリフォームがおすすめの2つのケースをご紹介します。

 ケース1　浴槽を補修する必要がある

浴槽に傷やへこみなどがある場合は、エコバスリフォームがおすすめです。前述したように、こちらはユニットバスを新しいものに交換するわけではありません。そのため新品にはなりませんが、今の浴槽で十分だという方は、エコバスリフォームで浴槽の補修をおこないましょう。

補修にはシートやパネル、塗料を使います。傷の状態によってどの方法が最適かを業者側で判断してくれるため、自身で補修方法を考える必要はありません。

リフォームをすれば、浴室全体を明るく、きれいに変えられます。通常の施工より費用も安くなるため、費用面でのメリットも得られるでしょう。

 ケース2 簡易的なリフォームで済ませたい

大掛かりな施工ではなく、簡易的なリフォームで済ませたい方にもおすすめです。ユニットバスを交換したり、浴室の広さを変えたりする場合は大掛かりな工事が必要です。施工も工事内容によっては1日では済まないため、施工中はお風呂に入ることもできません。

エコバスリフォームはユニットバスや浴室の傷などを補修するための施工なので、長くても半日程度で工事が完了します。施工中はお風呂を使えませんが、簡易的なリフォームを求めるのであれば、エコバスリフォームを選択しましょう。

エコバスリフォームをお勧めしないケース

 エコバスリフォームは簡易的なリフォームを求める方におすすめですが、場合によっては通常の施工が求められます。ここでは、エコバスリフォームをおすすめしないケースについて解説します。

 ケース1　水漏れなどの不備がある

浴室の屋根や浴槽に穴が開いており、水漏れをしているという場合は通常のリフォームを選択しましょう。エコバスリフォームでは水漏れの確認ができません。たとえ水漏れをしていても対応できないため、通常のリフォームを選択せざるを得ないのです。

屋根や浴槽から水が漏れていることを確認したら、通常のリフォームで補修をお願いしましょう。

 ケース2 浴室を基礎からリフォームしたい

浴室の基礎部分から新しくしたいという方にも、通常のリフォームがおすすめです。簡易的な施工となると、浴室全体やユニットバスを新しいものには交換しません。補修することで新品のように見えるものの、あくまでもこれまで使っていたものです。

通常の施工であれば、浴室の基礎部分から工事できます。浴室の床を温かいものに変える、ユニットバスを新品に交換するなどの施工をしてくれます。

エコバスリフォームの注意点

エコバスリフォームを依頼する前に、気を付けるべきポイントが2つあります。ここでご紹介しますので、参考にしてください。

 注意点1 新品に交換すべきかをよく検討する

 浴室全体、または浴室の設備を新しいものに交換した方がいいのかをきちんと検討しましょう。ただ安く施工できるからと言って、安易に決めてしまうのはよくありません。なかには新品に交換したほうがいいほど劣化が進んでいることもあるため、浴室全体の状態をきちんと見極めましょう。全体的に劣化が進んでいると判断できれば、通常の施工をおすすめします。

 注意点2　対応する会社が少ない

エコバスリフォームはどこの会社も取り扱っているわけではありません。通常の施工であれば、リフォーム会社や住宅設備機器会社が対応してくれます。

しかし、エコバスリフォームをおこなっているところは少ないため、依頼しようとしても会社がなかなか見つからないということもあります。浴室施工について相談をしたい場合は、ライフアドバンスジャパンにお問い合わせください。年間5,000件以上のリフォームをおこなっており、浴室リフォームも数多く担当しております。ご相談やメールや電話から、無料見積もりも可能なので、まずは一度ご相談ください。

まとめ

エコバスリフォームとは傷んだ浴室を完全に新品に変えることなく、塗装やパネル、シートなどを駆使して新品同様にリフォームする、経済的で環境に優しい手法です。
床や壁のみなど部分的なリフォームにも対応できます。
ただし、まだ取り扱っている業者が少ない点や、浴室の下地の状態が悪い場合には適さない点などには注意しましょう。