「浴室リフォームをしたいけれど、費用面で不安がある……」
という方には、パネル工法での浴室リフォームがおすすめです。
パネル工法は工事にかかる費用や時間を抑えることができる浴室リフォーム方法なのです。
ここでは、浴室リフォームの概要やメリット・デメリット、費用の目安などについて解説します。
Contents
浴室リフォームのパネル工法って何?
ここではまず、浴室リフォームを行う際のパネル工法の概要やメリット・デメリットを解説していきます。パネルの選び方や工事方法の大まかな流れもご紹介していますので、
DIYを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
浴室リフォームのパネル工法とは
パネル工法とは、ユニットバスの壁に使われている防水加工された板「バスパネル」を使い、浴室の壁や床などをリフォームする方法のことを言います。
浴室全体をリフォームする必要がなく、床や壁など一部だけを新しくしたい場合におすすめできる方法です。
一般的にパネル工法は、在来工法の浴室をユニットバスにリフォームする際に使用されています。
パネル工法のメリットとデメリット
パネル工法のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
・工事がすぐに終わる(通常1~2日程度)
・費用を安く済ませることができる
・浴室の手入れが簡単になる
比較的気軽に浴室リフォームができ、メンテナンスもしやすくなるのがパネル工法の良いところですが、以下のようなデメリットもあります。
・浴室の状態が悪すぎる場合には工事ができないことや、費用がかさむことがある
・タイルの貼り換えなどに比べると強度が低くなる
古い家屋の浴室などで状態が非常に悪い場合、パネル工法は選択できないこともあるため注意しましょう。
パネルの選び方
浴室パネル選びのポイントとしては、一番はどんな雰囲気の浴室にしたいかという点です。清潔感があり、お掃除もしやすい浴室にしたいのであれば、ホワイト系パネルがおすすめです。
意外と汚れが目立ちにくく、定期的な掃除は必要とはいえ、1週間に1度程度のお手入れでも十分綺麗になります。明るい系のベージュなどものカラーも同様で、こうした膨張色を使用することによって、空間が広く見えるようになります。
清潔感があり、お手入れも簡単、そして広めに見せたいならホワイト系の明るい色を選ぶと良いでしょう。
続いてはとにかくお風呂ではリラックスしたい、長風呂をするから居心地の良い空間にしたいということでしたらダーク系のカラーがおすすめです。シックなダーク系カラーはリラックス空間には丁度よく、長時間お風呂でくつろいでいて心地よい色合いです。こうしたダーク系の色は、水垢が目立ってしまいますので、毎日こまめなお掃除が必要となります。多少の掃除の手間があってもいいから、とにかく空間を重視したいという方は、こうしたダーク系のパネルを選ぶと思い通りの浴室になります。
掃除は手間だけれど、リラックスできる空間もほしいということでしたら、壁の1面だけをダーク系、ほかをホワイト系と組み合わせるのもよく見えます。掃除の手間を減らしつつ、リラックスできる空間も演出可能です。
このように色を組み合わせるときは、ショールームやカタログなどで実際の色合いを見ながら決めてみるのもイメージがわいてきて決めやすくなります。
オリジナルの演出ができるアクセントパネルとは?
浴室のパネルには、アクセントパネルと呼ばれる壁の一面だけを別のデザインや色に変えられるものが存在します。
一面だけを変えることで、他にはないオリジナル性の高い浴室にすることができます。
下記記事にアクセントパネルに関する内容をまとめていますので、気になる方はご一読ください。
「浴槽を好みにアレンジできるアクセントパネルの効果と選び方」
パネル工法を行うときの工事方法
基本的にパネル工法は現在の浴室の壁の上にそのまま貼り付けるような工事になります。貼り付ける際、タイルにヒビが入っていたり、亀裂が入ってしまったりしていると、その隙間から水が入ってカビが発生し、劣化の原因になるので、大事な工程です。
そのためパネル工法を実施する際は亀裂にコーキングを注入するなどしてカビを除去し、剝がれているタイルは修繕します。このように、しっかりと劣化した箇所を修繕してからパネルの貼り付けていってパネル工事は完了です。
合板やモルタルなど、材質によってはまず壁材を剥してからパネルを貼っていくような工事になる場合もあります。通常こうした工事は1日から2日程度で完了しますが、壁の状態によってはさらに時間がかかる場合があります。
パネル工法での浴室リフォームにかかる費用や安く済ませる方法
ここからは、パネル工法でのリフォームにかかる費用の目安や、費用を抑える方法について解説していきます。
パネル工法での浴室リフォームにかかる費用
パネル工法での浴室リフォームには、おおよそ10万~15万円程度がかかることが一般的だと言えます。
在来工法の浴室をユニットバスに変えるためには50万円以上はかかるため、パネル工法がいかにお手軽か分かるでしょう。
ただし、グレードの高いパネルを使用するとその分追加費用がかかります。
パネル工法の浴室リフォームはDIYで安く済ませられる
パネル工法は、実はDIYでも行うことができ、費用を安く抑えることができます。
ただし、下地をきれいに仕上げなければ後で浮いてきてしまうこともあります。
また、パネルの間にすき間が残ってしまうと、そこから水が入り込んでしまいますので注意が必要でしょう。
そのため、少しでも難しいと感じた場合は無理をせず、リフォーム業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
パネル工法とは防水加工されたバスパネルを使用する浴室リフォームの手法であり、工事に時間と費用がかからず、工事後は手入れがしやすくなるなど多くのメリットがあります。
DIYで浴室リフォームをすることもできますが、パネル工法工事は依頼しても10万~15万円程度で行うことができますので、無理はしないようにしましょう。