3点ユニットバスの洗い方について場所別に解説!おすすめの掃除用品も

お風呂・トイレ・洗面台が一つの空間に共存している3点ユニットバス。
一人暮らしの部屋にはよくありますが、汚れやすさやお掃除のしづらさが難点です。

本記事では3点ユニットバスの掃除が大変な理由をはじめ、場所別の掃除方法について紹介します。
場所に合わせたおすすめの掃除用品も併せて紹介します!

3点ユニットバスの部屋にお住まいの方は、ぜひご覧ください。

3点ユニットバスとは?

日本では「ユニットバス」と言うと、お風呂・トイレ・洗面台が一つの空間内にまとまっている部屋を想像する方が多いようです。
しかし、本来ユニットバスとは壁・天井・床・浴槽がセットで製造されており、それらを施工現場で組み立てる浴室のことを指します。

お風呂・トイレ・洗面台が一つの空間内にある部屋タイプは、3点ユニットバスと呼びます。
海外の広い家でもよく見られるタイプですが、日本ではコンパクトな面積で済ませるために採用されるケースが多いようです。

3点ユニットバスをはじめとする代表的な部屋タイプとその特徴、メリット・デメリットを表で紹介します。

部屋タイプ 特徴 メリット デメリット
3点ユニットバス お風呂・トイレ・洗面台が同じ空間にある 家賃が安い <ul>

<li>汚れがつきやすい</li>

<li>水回りのスペースが狭い</li>

</ul>

 

2点ユニットバス お風呂・洗面台が同じ空間にあり、トイレのみ独立 3点ユニットバスに比べて水回りのスペースが広い 入浴後に洗面台の床が濡れる
3点セパレート

 

お風呂・トイレ・洗面台がそれぞれ独立 <ul>

<li>脱衣所がある</li>

<li>独立した部屋にそれぞれ収納スペースがある</li>

</ul>

家賃が高い

3点ユニットバスはほかの部屋タイプよりも家賃を安く済ませられる反面、掃除が大変な側面があるのが特徴です。
そこで、本記事では3点ユニットバスの掃除方法を詳しく解説します!

3点ユニットバスの掃除が大変な理由

3点ユニットバスはほかの部屋タイプに比べて、掃除やお手入れが大変です。
主な理由は下記の3つです。

  1. 湿気がこもりやすい
  2. ヌメリが発生しやすい
  3. 入浴時の水しぶきが飛び散りやすい

それぞれの理由について具体的に解説します。

①湿気がこもりやすい

お風呂・トイレ・洗面台はいずれも水回りに分類され、常に湿気がある空間です。
加えて、3点ユニットバスには窓がないタイプが多く、湿気がこもりやすい構造になっています。

湿気がこもりやすい3点ユニットバスは、カビや水あかが発生しやすいため、頻繁に掃除が必要になります。

②ヌメリが発生しやすい

2点ユニットバスや3点セパレートと比べて、3点ユニットバスはものを置くスペースにかなり制限があります。
床や浴槽の端にシャンプーや化粧品、洗剤などを置いておくと、あっという間に底面に黒カビやヌメリが発生して、衛生的に使えなくなってしまいます。

3点ユニットバス内で使うものは床に直接置かないよう、心がけましょう。
小型の壁掛けラックなどがあると便利ですよ。

③入浴時の水しぶきが飛び散りやすい

入浴時に飛び散った水しぶきには、皮脂汚れや石鹸のかす、カルシウムなどのミネラルが含まれています。
これが洗面台の鏡や蛇口に飛び散り、汚れや水あかが付着するのです。
この問題は2点ユニットバスでも生じます。

対策としてシャワーカーテンの使用が挙げられますが、シャワーカーテン自体の洗濯の手間が増えるため、あまり現実的ではないかもしれません。

3点ユニットバス「浴槽」の掃除方法とおすすめ掃除用品

3点ユニットバスには洗い場がないため、浴槽内で髪の毛や体を洗いますよね。
3点セパレートタイプと比べて、浴槽内に皮脂汚れや石鹸かすなどの汚れがたまりやすいといえます。

掃除を怠ると浴槽全体がくすみ、カビが繁殖する場合も。
今回は浴槽内と床に分けて掃除方法を紹介します。

浴槽の掃除方法

浴槽の掃除にはスプレータイプの浴室用洗剤とスポンジを使いましょう。
掃除の手順は下記のとおりです。

  1. 浴槽全体をシャワーで濡らす
  2. スプレータイプの浴室用洗剤を浴槽上部分からかける
  3. しばらく時間を置いて洗剤を浴槽の壁面や底面までいきわたらせる
  4. スポンジで円を描くようにこする
  5. シャワーで洗剤を洗い流す

浴槽にお湯をはって入浴する習慣がある場合は、その水面のラインに帯状の皮脂汚れがつきやすいです。
その部分を重点的に洗いましょう。

最近ではこすらずに汚れを落とせるタイプの浴室用洗剤も販売されています。
掃除の手間を省きたい方は、ぜひ新しい洗剤も検討してください。

床の掃除方法

通常の汚れであれば、浴槽掃除で使用した浴室洗剤とスポンジで十分です。
浴槽と同様に、洗剤を噴射してスポンジでこすりましょう。
スポンジの代わりにtidyの「PlatawaforBath(プラタワ・フォーバス)」というお風呂の床洗い専用ブラシを使うのも良いですよ。

ピンク色の頑固な汚れはカビではなく、赤色酵母の微生物によるものです。
繁殖力がカビよりも高いため、カビではないからと放置していると、あっという間に広がってしまいます。

ピンク色の汚れは消毒用エタノールや塩素系カビとり剤で除去してください。
ピンク色の汚れはスポンジよりも、プラタワ・フォーバスでしっかり擦り洗いした方が良いでしょう。

3点ユニットバス「トイレ」の掃除方法とおすすめ掃除用品

3点ユニットバスのトイレ掃除は、独立したトイレの掃除方法と大差ありません。
トイレ用洗剤とブラシを用いて、こすり洗いするのが基本です。

便器のフチの裏側部分が洗いにくいと感じている場合はテラモトの「トイレⅡAタイプ」のブラシが、頑固な汚れを少ない力で落としたい場合はテラモトの「BMトイレスポンジブラシ短柄」が良いでしょう。
トイレ掃除用品は豊富に展開されているため、悩みに応じて選ぶとお掃除の手間が省けますよ。

トイレタンク内に設置したり、便器内に貼り付けたりする汚れ防止剤の活用もおすすめです。
用便前・用便後にトイレ用洗剤をスプレーするよう心がけるだけでも、かなり汚れの付着を防げるでしょう。

便器の外側の掃除方法

トイレの便器内の掃除はほかの部屋タイプとほとんど変わりませんが、3点ユニットバスで問題になるのは便器の外側の掃除です。
湿気がこもりやすく、汚れがつきやすい状態のため、こまめなお手入れが必要です。

便器の外側は熱めの温度に設定したシャワーで丸洗いしましょう。
入浴直後に行うと、より汚れが落ちやすいですよ。
丸洗い後は布やスポンジで水分を拭き取り、換気扇を回してできるだけ湿気を取り除いてください。

3点ユニットバス「洗面台」の掃除方法とおすすめ掃除用品

3点ユニットバスや2点ユニットバスなど、浴槽と洗面台が隣接している場合、洗面台の鏡と蛇口が入浴時の水しぶきによって非常に汚れやすくなっています。
シャワーカーテンで入浴時の水しぶきの飛び散りを防止する方法もありますが、シャワーカーテン自体を洗う手間が増えるため、あまり現実的とは言えません。

洗面台の鏡・蛇口の掃除方法

洗面台の鏡や蛇口の掃除の基本は、入浴後に毎回飛び散った水しぶきを拭き取ることです。
入浴時の水しぶきにはカルシウムなどのミネラルや皮脂汚れ、石鹸カスが含まれています。
入浴後、まだ温かいうちに洗い流して拭き取るだけで、汚れや水あかの付着を防げますよ。

すでに付着している水あかの掃除には、クエン酸スプレーが有用です。
クエン酸スプレーはドラッグストアだけでなく、100円ショップなどでも取り扱いがあります。
粉末タイプのクエン酸を使用する場合は、水200mlに対し小さじ1杯分のクエン酸を溶かしてクエン酸水を作りましょう。

クエン酸を使用した洗面台の鏡・蛇口の掃除手順は下記のとおりです。

  1. 水あかの気になる部分にクエン酸水を吹き付ける
  2. 上からキッチンペーパーを貼り付ける
  3. キッチンペーパーの上からさらにクエン酸水を吹き付ける
  4. 30分放置する
  5. スポンジでこする
  6. シャワーで流す
  7. 布などで水気をしっかり拭き取る

水気をとる作業にはtidyの「Squeegee(スキージー・ミニ)」を活用しましょう。
タオルハンガーにも掛けられ、収納スペースに悩まない便利な掃除用品です。

蛇口に黒カビが生えている場合は、重曹を使って掃除してください。
使い捨て歯ブラシに重曹の粉をたっぷりつけ、黒カビをこすり落としましょう。
吐水口部分の汚れはクエン酸水に10分程度漬け置きし、よく洗い流して拭き上げれば掃除完了です。

こまめに掃除して快適な3点ユニットバスにしよう

いかがでしたでしょうか。

3点ユニットバスは家賃を抑えられるメリットがある一方、汚れやカビが付きやすく、掃除が大変です。
しかし、毎日のちょっとしたお手入れで汚れやカビの繁殖は確実に防げます。

3点ユニットバスの汚れがとれなくなったり、不調が目立ち始めたりしたら、リフォームを検討するサインかもしれません。
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