冬場にユニットバスに入った瞬間にブルッとして、お湯を使っていても寒さが忍び寄ってくる…そんなユニットバスの寒さを簡単にしのぐ方法と、より根本的に改善する方法の両方を解説します。
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ユニットバスが寒い時にすぐできる対策
ユニットバスでの入浴がどうしても寒く感じてしまう場合に、今すぐできる対策をご紹介します。
お湯を利用して暖める
ユニットバスが寒い時にまず有効な対策は、お湯を使って浴室の温度と湿度を上げることです。入浴前にまず床と壁に熱めのお湯をかけておくことで、ユニットバス内部の温度を上げると同時に壁や床から伝わってくる冷気も和らげることができます。
また浴槽にお湯を張る時に、あえてフタを開けっ放しにし、熱めのシャワーを高いところから浴槽に注ぎ込むようにして張ることでお湯が浴室全体を暖めてくれ快適に入浴できるようになります。
浴室の空気を暖めた分お湯は冷めるので、熱めのお湯を注いでも入浴する時にはちょうど良い湯加減になるというわけです。
湯気を逃がさない
換気扇をあえて止めたり、シャワーカーテンを利用したりして湯気をこもらせます。
ユニットバスを暖めるだけでなく、暖まった空気、すなわち湯気を逃がさないようにすることも大事です。
換気扇をあえて回さないでおいたり、シャワーカーテンを引いてスペースを区切ったりすることで人のいる部分に湯気をこもらせて逃がさないようにすれば冷気が吹き込んできてブルッとする…といったことを防ぐことができます。
ユニットバスの寒さを根本から改善するには
入浴時の一工夫でユニットバスの寒さはある程度緩和できますが、そもそも寒さを感じないユニットバスならそれが一番です。
浴室暖房の設置
ユニットバスの寒さを根本から解決する方法としておすすめなのが、浴室暖房の設置です。浴室暖房というと高価そうなイメージがあるかもしれませんが、実施には現在の換気扇と交換するだけで済む場合も多く、その場合は工事費込みの5~6万円ほどで設置が可能です。
ユニットバスの寒さをすっきり解消できるだけでなく、浴室で洗濯物を乾かしたり、浴室そのものを乾かすことでカビの発生を抑えたりする効果も見込めます。
断熱を施したユニットバスへのリフォーム
ユニットバスの品質や施工に問題があり、そもそもの断熱がまともに行われていない場合は、いくら暖めても寒さが解消できないこともあるかもしれません。そのような場合には、最終手段として断熱リフォームも検討しましょう。
費用総額は80万円~100万円以上となるので、ユニットバスそのものの寿命が近い場合やお住まいの全面的なリフォームをする場合に行うのが良いでしょう。
まとめ
ユニットバスが寒い場合は、入浴の仕方の工夫でもかなり改善できますのでまずは一通り試してみましょう。それでもどうしても寒い…という場合には、費用対効果も慎重に考えながら浴室暖房の設置や断熱リフォームも検討しましょう。