お年寄りや介護が必要な人とって、お風呂は危険で大変な場所になることがあります。なぜならお風呂では滑って転んでしまう危険性があったり、体を洗った後に立ち上がるのが大変だったりするからです。そのような問題は浴室に手すりを取り付けることで解決できるかもしれません。
この記事では、浴室に手すりを取り付けることを考えている方向けに、浴室に手すりを取り付ける場所や費用、介護保険を利用して取り付ける方法についてまとめました。
まずはお風呂に手すりを付ける目的をまとめました。
転ぶのを防ぐ
お風呂の床は濡れているので滑りやすいです。そのため、お年寄りの方はお風呂で滑ってケガをしてしまうことがあります。
手すりを取り付けることで、手すりにつかまって移動することができるので転ぶ危険性を下げることができます。
立ち上がるのを補助する
お年寄りや介護が必要な人の中には、一度座ると立ち上がるのが大変という方もいらっしゃると思います。お風呂では座って体を洗うことが多いです。体を洗った後に立ち上がって移動するのは大変です。
そのような時にも手すりがあれば安心です。手すりにつかまって立ち上がることができるからです。
浴室に手すりを取り付ける場所
浴室の中で手すりを取り付けると良い場所をご紹介します。
浴槽の縁
浴槽の縁に手すりがあると、浴槽をまたぐときにつかまることができるのでバランスを崩して転ぶのを防ぐことができます。
洗い場
洗い場に手すりが取り付けられていると、体を洗った後に手すりにつかまることができます。
出入口
出入り口に手すりを取り付けることで、ドアを開閉するときにバランスを崩してしまうこと防ぐことができます。
浴室に手すりを取り付ける費用
手すりを取り付ける費用は、DIYで自分で取り付ける場合と業者に依頼する場合で異なります。DIYで取り付ける場合、手すりの費用しか掛かりません。手すりはホームセンターで1,000円から3,000円程度で購入することができます。
業者に依頼する場合、工事費がかかります。工事費は業者によっても異なりますが15,000円~30,000円程度で対応してくれる業者が多いようです。
介護保険を利用して浴室の手すりを取り付ける方法
リフォーム費用は条件を満たすことができれば、介護保険を適用すること可能です。介護保険を適用すれば支払う金額を抑えることができるので、前もって条件を満たしているかは確認すりるようにしましょう。
介護保険の条件
以下の条件を満たせば、介護保険を適用することができます。
- 要介護認定を受けている
- 工事をする家屋に居住し、実際に生活を営んでいる
- 介護保険に適応している工事内容である
- 市区町村から許可をもらっている
- 申請金額が20万円以下
浴室リフォームの手すりについてのまとめ
お年寄りや介護が必要な人の中にはお風呂に入るのが大変な場合があります。お風呂に手すりをつけることでそのような問題を解決することができる可能性があります。また、条件を満たせば介護保険を適用することができ、工事費用として払う金額を抑えることも可能です。浴室に手すりをつけることを検討しているの出れあれば条件を満たしているのかを確認するようにしましょう。