温泉施設などでよく見られるヒノキの浴槽。豊かな香りとあたたかみのある木目が人気です。
実はヒノキ風呂は自宅にも設置可能です。
本記事ではヒノキ風呂を自宅に導入する場合のメリット・デメリットを詳しく解説します!
Contents
ヒノキ風呂のメリット
まずはヒノキ風呂のメリットを3つ紹介します。
- 入浴時のリラックス効果を高める香りと肌触り
- 高い耐久性と強度
- 抗菌・消臭作用
一つずつ詳しく見ていきましょう。
①入浴時のリラックス効果を高める香りと肌触り
ヒノキ風呂を自宅に取り入れた際の最大のメリットは、ヒノキ独特の香りと肌触りです。
ヒノキ風呂につかると、まるで森林浴をしているようなリラックス効果を感じられ、一日の疲れを癒すのに最適でしょう。
ヒノキの香りの中にはアルファピネン が含まれています。
アルファピネンは多くの針葉樹に含まれており、香料や医薬品の原料として使われる成分です。
ヒノキ風呂につかった時に感じられるリラックス効果やリフレッシュ効果は、主にアルファピネンが関係していると考えられています。
②高い耐久性と強度
木製の浴槽に対して、耐久性や強度が低いイメージを持っていませんか?
実は、ヒノキは日本で使われる木材の中でも耐久性に優れた素材なのです。
古くから神社仏閣の建築材としても使われているため、その強度はお墨付き。
こまめに適切なお手入れさえしていれば、高い強度と耐久性を発揮します。
年数の経過とともに風合いが出て、味わい深くなるのもヒノキの魅力ですね。
③抗菌・消臭作用
ヒノキはカジノールやヒノキオールという成分を含んでおり、高い抗菌作用や抗カビ作用を持っています。
シロアリやダニを寄せ付けない防虫作用もあります。
また、ヒノキには悪臭のもとになるアンモニアなどを分解する効果も。
浴室は皮脂など、タンパク質の汚れがたまりやすく、悪臭が発生しやすい場所です。
しかし、ヒノキ風呂を取り入れれば、気になるにおいの発生を防げるでしょう。
ヒノキ風呂のデメリット
続いてヒノキ風呂のデメリットを2つ紹介します。
- 毎日のお手入れが必要
- 高額なリフォーム費用
一つずつ詳しく見ていきましょう。
①毎日のお手入れが必要
ヒノキ風呂の大きなデメリットとして、毎日のお手入れが欠かせない点が挙げられます。
お手入れさえしていれば長期的な維持は可能と言われていますが、1日でもメンテナンスをさぼるとあっという間にヌメりが発生してしまいます。
ユニットバスなどに使われるプラスチックや金属と比べて、ヒノキはデリケート。
お手入れの手間はかかりますし、慣れるまでは大変でしょう。
こまめな掃除が苦手な方や時間のない方には、あまり向いていないかもしれません。
②高額なリフォーム費用
ヒノキ風呂はヒノキの板を重ね合わせて作るため、ユニットバスと比べてリフォーム費用が高額です。
浴槽だけでなく浴室全体にヒノキ材を使用する場合や、浴槽をオーダーメイドする場合などは、数百万円かかるケースも。
十分な予算を用意したうえで、ヒノキ風呂へのリフォームを検討しましょう。
ヒノキ風呂リフォームにかかる費用
ヒノキの浴槽のみを設置する場合、浴槽本体の価格は30~50万円程度です。
浴室全体にヒノキ材を使用する場合は数百万円かかると言われています。
追加で工事費用がかかるため、予算は十分に用意しておかなければなりません。
ヒノキ風呂の毎日のお手入れ方法
ヒノキ風呂は毎日お手入れしなければ、すぐに劣化してしまいます。
お手入れの基本は、濡れたまま放置せず、しっかり乾燥させることです。
ヒノキ風呂に入った後はすぐに浴槽のお湯を抜き、シャワーで水洗いしてください。
その後、柔らかいスポンジに抗菌作用のある洗剤をつけて、汚れを落としましょう。
ごしごし擦るのはNGです。
洗剤を十分に流し終えたら、タオルで水分を拭き取り、自然乾燥させましょう。
ヒノキ風呂はお手入れが肝心!
いかがでしたでしょうか。
森林浴のようなリラックス効果を得られるヒノキ風呂。
自宅に取り入れたら、日々の疲れを癒せそうです。
しかし、ヒノキ風呂を自宅に設置するには高額な費用がかかります。
また、毎日お手入れしなければすぐに劣化してしまうため、時間のない方には不向きでしょう。
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