お風呂をリフォームするとき知っておきたい注意点とは

自宅のお風呂をいくら掃除しても汚れやカビが取れない。
経年劣化などさまざまなお悩みがでてきますよね。お風呂のリフォームで解決できるかもしれません。

そこで今回は、お風呂のリフォーム時に知っておきたい注意点について詳しくご紹介します。
きちんとした知識を持たずにリフォームすることで「こんなはずじゃなかったのに」と後悔してしまわないよう、ユニットバスの選び方や選ぶ際の注意点について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。

お風呂リフォームのインテリア

お風呂をおしゃれな空間にするために、様々なアイテムをお使いの方も多いでしょう。
しかし、インテリアや小物で雰囲気を変えるよりも、ユニットバスをまるごとリフォームすることで、おしゃれな空間へと変身できます。
最近のユニットバスは、壁紙や床のカラーやデザインが豊富なため、好みに応じたお風呂になります。

また、収納スペースが充実しているものも多いため、整理整頓や掃除がしやすいタイプがとても多くあります。
機能性や快適性がアップすることで、よりリラックスできるでしょう。

ユニットバスの選び方

ユニットバスの選び方は大きく分けて次の3つがあります。

その1|サイズで選ぶ

ユニットバスとは、工場で成形された規格品のパーツを組み立てて作っていく浴室のことです。
そのため、まずはご自宅の浴室のサイズ確認が必要です。
浴室のサイズは内寸を計ことで簡単にチェックできます。

ユニットバスのサイズ表記は以下のように表します。
ちなみにこの表記はすべてのメーカーで共通しているものです。

サイズ 浴室の内寸(mm
1216 1200×1600 0.75
1217 1200×1700 0.75
1317 1300×1700 0.75
1616 1600×1600 1
1717 1700×1700 1
1618 1600×1800 1.25
1620 1600×2000 1.25
1621 1600×2100 1.25
1624 1600×2400 1.5
1818 1800×1800 1.5

内寸表記が1216の場合、幅120cm×奥行き160cmを表現します。

その2|材質で選ぶ

ユニットバスには、主に次の3種類の材質があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

FRP(ガラス繊維強化プラスチック)

FRPとは、ユニットバスで最も多く使われている材質で、保温性や耐久性にとても優れているのが特徴。衝撃にも強いため、シャワーヘッドやシャンプーのボトルなどを落としてもそう簡単にヒビが入ることはありません。

またカラーやデザインがとても豊富なため、好みのタイプを選べるのもうれしいポイントです。

メリット デメリット
・保温性・耐久性に優れている

・衝撃にも強い

・デザインやカラーが豊富

・お手入れしやすい

・一度ついた汚れは目立ちやすい

・小さなキズはついてしまう

人工大理石

FRPよりもより機能的で耐久性にも優れた材質です。
高級感のある見た目と触り心地のよさで人気があります。

しかし、FRPよりもコストがかかることやメーカーや材質によって質が異なるのがデメリットです。一般的にポリエステル系のものはアクリル系よりも耐久性が劣るといわれています。

 

メリット デメリット
・デザインが豊富

・お手入れもしやすい

・細かなキズもつきにくい

・肌触りがいい

・コストがかかる

・メーカーや材質によって質や耐久性が異なる

 

ホーロー

鉄板の表面にガラス質を焼き付けコーティングしたホーローは、高級感があり陶器のような艶が魅力の材質です。
コーティングがされていることで汚れやカビがつきにくいという特徴があります。

しかし、経年劣化をしやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
塗装を塗り直すことできれいな艶を取り戻すことができますが、コストがかかるというデメリットがあります。

メリット デメリット
・見た目が艶やかで美しく高級感がある

・汚れやカビがつきにくい

・比較的高価な材質

・定期的なメンテナンスが必要

ご紹介したメリット・デメリットを参考に、予算や好みに応じた材質選びをしていきましょう。

その3|メーカーで選ぶ

ユニットバスを取り扱う主要メーカーの特徴をチェックして、お好みのユニットバスを探していきましょう。

また、各メーカーのユニットバスについて、詳しい工夫を知りたい方は、下記記事を参考にしてみてください。

浴室をリフォームする際によりイメージを明確化できるでしょう。

「各メーカーのユニットバスの特徴とは?」

TOTO

水回りに関する住宅総合機器メーカーのひとつで、ユニットバスを開発した会社です。
機能性が充実していることから安定の人気を誇ります。

TOTOのユニットバスの特徴】

・ほっカラリ床畳のような柔らかさの床や断熱性、乾きやすさが魅力

・エアインシャワー節水効果が非常に高いシャワーノズル

・魔法びん浴槽浴槽と蓋の断熱構造により高い保温性を実現した浴槽

 

LIXIL

住宅や公共機関の設備機器メーカー。

戸建てや集合住宅だけでなく、ホテルや病院などのユニットバスも手がけています。

浴室内でのくつろぎをテーマに、様々な機能を展開しています。

LIXILのユニットバスの特徴】
  • フルフォールシャワー真上からお湯を浴びることができ、全身を洗い流すことができるシャワーヘッド
  • アクアフィール肩や腰などを優しく刺激するほぐし湯や肩湯機能を搭載
  • キレイサーモフロア特殊な表面加工で床掃除の手間を軽減。断熱構造により足元の冷えも感じにくいのが特徴
  • サーモバスS …浴室保温材と保温性の高い蓋により、高い保温力を実現した浴槽

Panasonic

女性にうれしい機能が充実したユニットバスを展開。
掃除のしやすさや収納スペースも考えられているため、使い勝手のいい浴室空間を実現できるでしょう。

【Panasonicのユニットバスの特徴】
  • 酵素美泡湯酵素を含んだ小さな泡で肌を保湿させる効果がある
  • エステケアシャワー優しい強さの水力でしっかりと汚れを落とす機能
  • スゴピカ浴槽人工大理石を用いた浴槽はさっと擦っただけで滑りをとってくれ、掃除がしやすい
  • スゴぽかフロア電気代を抑えながら浴室の床を温めてくれる機能

タカラスタンダード

タカラ スタンダードのユニットバスは、高級感たっぷりのホーロー素材を使用したタイプが人気。
お手入れもしやすく、耐久性、保温性も抜群です。

 

【タカラスタンダードののユニットバスの特徴】

  • 耐震性に優れた浴室フレーム架台により、しっかりと浴室を支えることが可能
  • 鋳物ホーロー浴槽高級感あふれる肌触りと高い保温性が魅力の浴槽
  • ホーロークリーン浴室パネル水垢がつきにくく、シャワーで流すだけでお手入れ可能。マグネットがつけられるため収納の幅が広がる

リフォーム時のユニットバスのサイズの注意点

ここからはリフォーム時に気をつけたいユニットバスのサイズに関する注意点をご紹介します。

規格に合わないとユニットバスを設置できない

ユニットバスは、規格品のためサイズがしっかりと合わないと設置できません。
規格サイズに合わない場合は、在来工法による浴室の設置、もしくはオーダーメイドでユニットバスを発注しなければなりません。

ご自分で計測してみてサイズ選びに不安を感じたら、必ず施工業者に問い合わせをしましょう。
プロによるアドバイスを聞くことができるので安心です。

家族構成でサイズを選ぼう

浴槽や洗い場の広さを考える際、家族構成はとても重要なポイントです。
特に小さなお子さんやご高齢の方がいる場合、広めの浴槽や洗い場がある方がおすすめです。

理想的な大きさは、1.25坪程度。
また 、浴槽の高さを40㎝前後のタイプを選ぶと、どの世代の方にも安心してまたぐことができるでしょう。

位置変更する際の注意点

リフォームで浴室の位置の変更を希望される場合もあるでしょう。
その際に気をつけておきたい注意点があります。

移動できないケースもあり

戸建ての場合、移動できないケースはあまりありませんが、マンションや集合住宅のリフォームは規約によって配管の移動ができない場合もあります。
そのため、リフォーム前にきちんと規約や約款を確認しておきましょう。

2階以上に移動する際は水圧や浴槽の重量に注意が必要

1階から2階に浴室を移動する場合、水圧が弱くなってしまうことや浴室の重さに耐えられるかを確認する必要があります。
鉄筋構造の住宅であれば問題ない場合がほとんどですが、木造住宅は特に注意が必要です。

万が一水圧が低くなってしまう場合は、後付けの加圧ポンプを設置しなければならないケースもあります。

排水管の配置によっては大掛かりな工事になる場合も

配管の勾配が不足している場合の工事はとても大掛かりなものになります。
特に二重床でないマンションの場合は、二重床へのリフォームが必要ですので、工期が長くなることはもちろんのこと、コストもかなり高くなってしまうでしょう。

お風呂のリフォームを検討している方は、ライフアドバンスジャパンにご相談ください。
ユニットバスなど住宅設備機器のリフォームのリフォームを専門におこなっており、年間5,000件以上のリフォームを手掛けています。
お見積もりは無料で行っておりますので、施工費用が気になる方は、一度お問い合わせください。

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