掃除しやすいお風呂をご紹介!各メーカーの工夫を知りましょう

お風呂を選ぶ際の基準には、入浴時の快適度やおしゃれな雰囲気などたくさんありますが、中でも忘れてはならないのが掃除のしやすさでしょう。

水回りであるお風呂は基本的に毎日掃除が必要であり、家事の大きな負担になっていることは間違いありません。

そのためこの記事では、お風呂掃除がしやすい種類について紹介します。

 

LIXILのお風呂

 

LIXILでは、キレイサーモフロアという清掃性・快適性が高い床がおすすめです。

浴室の床を清潔にするには、カビやピンク汚れの原因になる皮脂を落とすことが大切です。

キレイサーモフロアは皮脂汚れを水で落としやすくなっています。

床面は掃除がしやすいような形状をしており、保温性が高いため、寒い時期でも寒さを感じにくいでしょう。

その他にも掃除が簡単なキレイドアやキレイ鏡などの装置が多数あります。

TOTOのお風呂

 

TOTOでは、システムバスのサザナに付いているスイッチによる浴槽掃除機能がおすすめです。

完全に浴槽掃除をする必要がなくなるわけではありませんが、1か月に数回程度の頻度にすることができるため、ご高齢の方にもおすすめできます。

洗剤投入口から洗剤を入れておけば、あとはスイッチを押すだけで使用可能です。

導入するだけでお風呂掃除の手間が大きく減るため、おすすめでしょう。

 

TOTOのお風呂についての情報を下記記事にもまとめています。
TOTOのお風呂の導入を検討している方は、こちらも参考にしてみてください。

「TOTOのユニットバスの特徴」

タカラスタンダードのお風呂

 

タカラスタンダードのリラージュは、非常に掃除がしやすいことで知られています。

壁はホーロークリーム浴室パネルになっており、シャワーで水を流すだけで清潔に保ち続けることが可能です。

床はキープクリーンフロアを採用しており、経年によるたわみが発生せず、きれいな状態が長続きします。

Panasonicのお風呂

 

Panasonicの製品は、スゴピカ素材がおすすめです。

スゴピカ素材とは汚れが付きにくい素材で、独自開発された有機ガラス系の人工大理石です。

浴槽やカウンター、水栓などに使用することで、水垢が付きにくくなります。

掃除の頻度が少なくなるわけではありませんが、汚れが格段に落ちやすくなるため、掃除の手間が大きく減ります。

ユニットバスに多く採用されています。

トクラスのお風呂

「うつくし仕様」という美しいための機能が充実しているのがトクラスの「うつくしフロア」です。

浴室内の床、浴槽、ミラーやドアなどがこの「うつくし仕様」となっており、ヌメリやカビの原因となる皮脂の油を広げないつくりになっているのがポイントです。フロア面の床は特殊な加工がされており、身体から洗い流した皮脂汚れが弾き飛ぶのを防ぎます。床の溝に入ってしまった皮脂汚れも浮き上がってくるので、シャワーで簡単に洗い流せて掃除も楽です。

さらに床の溝に関しては、水を手早く排水口に流すつくりになっており、水はけがよく直ぐに乾きます。

溝やゴムパッキンにホコリやカビに浸食されやすいドアも「うつくしドア」といって、これらの要素を取り除き、掃除がしやすい構造になっています。

ウロコ汚れが気になるミラー部分も特殊なコーティングのおかげで皮脂汚れがすぐに落ちる仕様となっています。

スミらく仕上げは壁と床の境目を高めにすることで、床と壁の角の部分が掃除しやすい構造になっています。水が残らない、汚れが落ちやすいといった構造が徹底されているので、掃除がしやすく衛生的です。

クリナップのお風呂

クリナップでは全体的に水を切りやすい環境を整えており、水がいつまでも残らないのが衛生的です。

標準仕様となっている「足ピタフロア」では、スポンジが溝までとどいて汚れをしっかりと除去できます。

この「足ピタフロア」がもつ微細な凹凸のおかげで、フロア面は水切りが良く直ぐに乾く仕様となっています。ドア部分もゴムパッキンをなくし、ドア面の段差も少なくお掃除が楽になっています。

壁と壁の間も汚れが溜まりにくい仕様となっているので、フロア全体が清掃しやすい作りです。

さらにクリナップではオプションによってスタイルシェルフという棚に変更が可能です。水切りスタイルでは棚が斜めになり、シャンプーやボディソープなどのボトル下に水が溜まらないので衛生的です。

棚を取り外して清掃が可能なので、石鹸を置いているカウンターがカビだらけになってしまうという事態を防げます。

さらに注目したいのが排水口です。独自の立体的構造は髪の毛を絡めず、まとめて簡単に破棄できるようになっています。

オプションのステンレス製のクリンヘアキャッチャーは、キャッチャー部分に美コートといって汚れを浮かせて流す仕組みです。水アカ、皮脂汚れがするっと落ちてくれるので、簡単にお手入れが可能です。キャッチャーの構造も髪の毛をキャッチしてまとまるようになっているので、絡まずに手軽に清掃できるのが魅力的です。

クリンヘアキャッチャーは分解も簡単なので、手間がかからず掃除がしやすい工夫がなされています。

クリナップも掃除のしやすい浴室にするため、多くの工夫がなされています。

ハウステックのお風呂

ハウステックの「クリンフロア」は、お風呂は床材に汚れが付かない工夫がされており、水も油もはじく加工がなされています。

お風呂の汚れの原因となるのは洗い流した皮脂汚れが床材に吸着してしまうためです。水が流れずそのままになればカビになってしまうので、こうした要因も相まって床が汚れてしまいす。

そこでハウステックが導入しているのが10年間効果の持続する撥油効果の高いフッ素配合特殊素材です。

この素材は皮脂汚れも油性汚れも弾き飛ばすので、清掃するときも手軽にさっと汚れが落ちるのが特徴です。フロアについた浅い凹凸は、ブラシがしっかりと入り込むので汚れが入ってもかきだすことができます。

床面の構造は表面張力を壊すようにできているので、水玉がいつまでも残ってカビが発生するということも防げます。

お風呂汚れの種類・原因について

お風呂の汚れにはいくつか種類があり、よく見る代表的な汚れが以下の4つで水アカ、湯アカ、そしていつの間にかできるピンク汚れ、最後にカビです。

特にカビはお風呂の汚れのなかでもよく見るとごレですので、原因をしっかりと把握しておきましょう。こうした原因を把握しておけば、各メーカーの掃除しやすい魅力がより一層解りやすくなります。

鏡や窓、蛇口の白い汚れは水アカ

ウロコ汚れとも呼ばれる白い汚れ、これは水道水事態に原因があります。

白い汚れの正体は水道水内に含まれるカルシウムやマグネシウムです。

蒸発したときに白くのこっているのはカルシウムの部分で、最初の内は清掃すれば直ぐに落ちます。

しかし掃除をすれば直ぐに落ちると油断していると瞬く間に汚れは増え、付着してから時間が経過すればするほど落としにくくなってしまいます。

白いのがたまってスポンジで落ちない状態になると、専用のクリーナーを使用しないと落とせない状況になってしまいますので、放置しないことが大切です。

水が残りにくい、直ぐに流れる構造は、こうした水アカを防ぎます。それでも残った水滴自体に原因があるのものなので、汚れがつきにくいとは言えどこまめな清掃が重要です。

水アカ自体を防ぐコーティングもありますので、つい掃除を忘れてしまいそうなら、そうした浴室を選んでみるのも良さそうです。

浴槽がぬるぬるしている、手触りも悪いのは、湯アカが

入浴してからだから皮脂汚れが剥がれてくると、その汚れが浴槽に付着し、ぬるぬるとした嫌な汚れになります。

これが湯アカと呼ばれるものであり、多くはお湯の表面の高さに付きやすい汚れです。

清掃ですぐに落ちるものの、少しでも残っていると入浴したときに不快感が出てしまいます。浴槽のぬるぬるを防ぐために、汚れがつきにくいコーティングがされていると掃除が簡単です。ほかにもこうした皮脂汚れが付着しにくい構造をしていると、こうした湯アカが発生しにくいので、浴室で不快な思いをする機会がぐっと減ります。

付着してしまっても、こうした皮脂汚れを浮かせて流しやすくする加工がされている浴室もあります。こうした加工を取り入れた浴室内の浴槽なら、すぐに汚れも落ちるのでさらに不快感は減ります。

毎日清掃していても直ぐに発生するピンク色のぬめり、ピンク汚れ

お風呂場中どこにでも現れるこのピンクの汚れ、実は微生物の集合体で、触るとぬめぬめしています。

浴室内には皮脂汚れや水分、温度とこうした微生物が発生するのに良い条件がそろっています。そのため、少しでも掃除が疎かになってしまうと、その部分にすぐにこのピンク汚れが発生していまいます。微生物の繁殖力は非常に強く、かつ素早いため、どんなによごれにくい構造の浴室でも発生する確率は十分にあります。

こうしたことからも浴室は毎日の清掃が重要となってきますので、汚れを防ぐためにも清掃しやすい構造や作りというのは重要なのです。

汚れが溜まりにくい、付着しにくいといった利点以外にも、掃除しやすいといった視点から浴室を選ぶのがいいかもしれません。

何度清掃しても蘇る黒いカビ

高温多湿とこれ以上ないほどカビにとって好条件な浴室、温度と湿度以外にも人から落ちたアカ、石鹸のカスまでもがカビの栄養になっていまいます。

お湯と混ざってはねた人のアカや石鹸カスは、汚れが付きにくい、洗いやすい浴室であればこうしたカビもある程度防ぐことができます。

重要なのはカビにとって最高の条件を無くすことなので、水はけがよく、皮脂汚れがのこりにくい浴室を保つことでカビを防げます。そしてカビの繁殖でおさえておかないとならないのが、胞子をバラまいて繁殖しているというポイントです。

天井にカビが生えていると、毎回どんなに清掃しても胞子がずっとまかれることになるので、何度も繁殖してしまいます。天井のカビも忘れずに清掃しましょう。

掃除しやすいお風呂を押さえておこう

今回は、掃除しやすいお風呂について紹介してきました。

ご自宅のお風呂をリフォームする際の判断材料となりましたでしょうか?

各メーカーともに掃除しやすい素材や機能にこだわって開発しているため、ご自宅の浴室に合ったものを見つけましょう。

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